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ユーザーが中心の組織①

おはようございます。るーさんです。

自分が意外と「暇」に耐えられない性分だということに最近気づいた、この頃です。
#暇って何したらいいのかわからない
#だから「やりたいこと」ばかりをするんだと思う
#結果、大抵は仕事

さて、今日は「ユーザーが中心の組織」というお話🗒
#2部に分けてお伝えします

【要約】

①モノづくりとは、人の心を動かす仕事。偉大なモノは、多くの人の心を強く揺り動かす。

②ユーザーが多様な視点を持ついまこそ、多様な人に共通するユーザー視点を持つ必要がある。
ユーザー視点は「共感」から始まります。

◯モノづくりは人の心を動かす仕事

それぞれの関係性がモノを生み出す

モノづくりは、人の心を動かす仕事です。
組織のやりとりの中でも、自分がほんの少し行動を変えるだけで、モノづくりの流れは変わる。

なぜならモノを生み出すのは、組織に所属する人々の関係性だから。
人々がお互いに影響しあい、無数のコミュニケーションプロセスを経て、最終的な成果が生まれます。

モノの価値は、人が利用してはじめて生まれる。
社会現象を巻き起こし、多くの利益をもたらし、生活を一変させるモノは、人々の心を大きく動かしていますよね。
便利な暮らしになればなるほど、発明された便利な商品は多くの人に使われる。
ただ、心を動かすモノを生み出すには、人の心をよく理解しながら、トライアンドエラーを繰り返していかないといけない。

モノを生み出すのは、結局のところ人間です。
なぜなら、モノを作る動機は大抵「楽になりたい」「効率的にしたい」「便利にしたい」という想いから生まれるから。
そう思ったのは、もちろん人間です。
だから、結局のところ生み出すのは「人間」だと言えます。

ならば、ともにモノづくりに参画するメンバーの心を理解し動かすことが、よいモノを生み出すための近道になるはずです。
弊社でも同じことが言えそうですよね。

組織全員がユーザー中心主義になるには

現代社会は、さまざまなモノであふれていますよね。
しかもネットが普及したことで、世界中から自分に合ったモノを選べるようになりました。

ユーザーのニーズは、衣食住のような原始的でわかりやすいものから、人それぞれのニーズにあったものを選ぶように変わってきている。
しかもいまのユーザーは、多様な流通網の中から、さらに多様なモノを選んでいる。
だからこそ、モノをつくる側は、ユーザーを徹底的に理解し、常にユーザー視点に立つことが不可欠なんです。

ユーザーは人間であり、組織も人間の集合体。
ユーザーを熱狂させる価値をつくりたいなら、まず一緒に働くメンバーに価値を届けるところから始めるといい。

誰もがユーザー視点を持つ組織への変革は、組織の意志決定権を持つ社長や役員などのトップマネジメント層ではなく、むしろ現場のエンジニアやマーケター、プロダクトマネージャーなど、モノづくりに近い人々が起点になります。
そこで生まれた小さな芽がチームに広がり、いずれは新しいユーザー価値を生み出すかもしれない。
これが、組織全員がユーザー中心に視点をそろえ、モノづくりに取り組もうとする考え方です。

◯ユーザーの声を鵜呑みにしない

求めるものを聞くことが大事

ユーザーに価値を届けるためには、ユーザーの声を直接聞くのが早く確実な方法だと考える人もいます。
しかしユーザーは、自分が本当は何を欲しているのか、かならずしも理解していません。
大抵、そんなもんです。

こうしたい、ああしたいという願望は、漠然としているもの。
だから誰かが形にしたときに、「そうそう!こーゆーモノがあれば助かるのよ〜」ってなるんです。

だからユーザーが「ほしい!」と言っても、そのまま鵜呑みにしてはいけない。
人間は思った以上に自分の心を把握していないから。

ユーザー自身が気付いていないニーズを把握して、ユーザーの心や体験に働きかける価値を見つけ出すべき。
やみくもに機能を追加するだけでは、価値は生まれない。
機能面を向上させても、それが多くのユーザーにとって価値を持たなくなる瞬間がくるかもしれない。
ユーザーの心を揺さぶってこそ、真価は生まれますから。

ユーザー視点を手に入れる

モノづくりの現場で、ユーザー視点を手に入れるために有効なのが「OODA(ウーダ)ループ」です。
OODAとは、観察(Observe)、状況判断(Orient)、意思決定(Decision)、実行(Act)を意味します。

(1)プロダクトを利用するユーザーについてリサーチをする
(2)リサーチ結果から仮説を立てる
(3)仮説をもとにユーザーニーズを満たすようなラフデザインを試作する
(4)試作を想定ユーザーに見てもらってフィードバックを得る

という内容を循環させることが重要です。
よく話題に上がる「マーケティング」という言葉は、主に(1)の内容を徹底的に分析しているんですね〜。

ユーザー視点を持っているエキスパートは、自然と業務にこの流れを組み込んでいるでしょう。

このとき、自身の持つ「無意識のバイアス」に気をつけなければならない。
「私はこう感じるから、相手も同じように感じるだろう」と思い込むことはやめるべきです。

もちろん、ユーザー視点ははじめから鮮明ではない。
ピントを合わせる前のカメラのように、最初はぼやけているものです。
あらゆる角度からユーザーを観察し、徐々にピントを合わせていこう。
そうすれば、高い解像度でユーザー像を捉えられるようになる。

話を聞くこと、表情や動作を確認すること、そして同じ状況を体験することで、バランスよく相手を理解していくことが大切ですよ。

続きは、また明日!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊

おしまい。

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