モチベーションの仕組み
こんにちは。
すっかり秋の涼しさを感じる気温になりましたね。
寒暖差に気をつけてお過ごしください。
#メール文の締めの挨拶のようになってしまった
さて、今日は「モチベーションの仕組み」について、お話しします🗒
【要点】
①どれだけ「進んでいるか」という前進度に意識を向ける
②目標には、締め切りを設ける。
ゴールまでの距離とモチベーションの関係
コロンビア大学がおこなった、とある実験を紹介します。
コーヒーショップのスタンプカードを使った実験です。
(A)コーヒーを10杯飲むと1杯無料になるパターン
(B)コーヒーを12杯飲むと1杯無料になるが、あらかじめスタンプを2つ押しておくパターンを用意しました。
すると、Bパターンのカードを渡された人の方が、圧倒的に多く無料のコーヒーを手に入れたんですね。
人は、ゴールに近づけば近づくほどモチベーションが上がる生き物です。
スタンプがはじめから2つ押してあると、「すでに6分の1も進んでいる」という意識が生まれ、モチベーションが高まります。たとえ、無料の1杯を手に入れる条件が同じであっても、です。
物事の継続をむずかしく感じる一方で、終わりに手が届きそうな物事についてはなかなかやめられない習性が、人には備わっています。実験では、スタンプの数が増していくほど来店頻度も高まったそう。
これをビジネスに置き換えるなら、ゴールまでの距離を見るのではなく、現在までどれだけ進んだかという「前進度」に意識を向けることが、ゴール達成のためには重要だということになります。
報酬の活用
モチベーションを上げるために自分へのごほうびを用意するのは大切なことですよね。
これを応用させ、より効果的にする方法があるんです。
ブレダ応用科学大学の研究によると、消費ゴール(ごほうび)は人を幸福にするものの、それを手にした後はほとんど効果がないという。
一方で、たとえば報酬を旅行に設定する場合、計画している段階ですでに人は幸福感を覚え、それが8週間持続することがわかっています。
このことから、報酬は2カ月後というタイミングでもらうことが、モチベーションを上げるうえでは最も効率的だと導き出せせますよね。あらかじめごほうびが用意されているからこそ、人は幸福感をもって物事に取り組むことができるようになっています。
自分自身のマネージャーになる
「お願いします」と言われると、たとえ丁寧な口調だとしても拒否したい気持ちが生じてしまう。
私たちは、命令されることを苦手としているから。
しかし、「お願いできますか?」という疑問形で語られると、積極的に検討する気持ちになれます。
重要なのは、承諾するか否かを相手に選択させることがポイント。
このテクニックを自分自身に使えば、モチベーションの向上に役立ちます。
その際、まるでマネージャーであるかのように、「できそうか?やってみるか?」と自分自身に伺うことが大切。
そして、「できそうな理由」を紙に書く。そうすれば、やるべきことに対して、今より積極的になれますよ。
スムーズに行動開始するために
人は、必要な手順が少ない活動を優先する傾向があります。
簡単な作業はすぐ終わるし、やるのに難しい壁がありませんからね。
隙間時間にいつもSNSばかりチェックしてしまうのは、必要な手順がスマートフォンにタッチするだけだから。
逆に、手順が増えると、行動スピードは落ちます。
なので、意図的に手順を増減させれば、習慣をつくりかえることもできるはずですよ。
たとえば、何かに取り組みたい場合は、行動開始までの手順を減らそう。
朝ジョギングをするなら、前日の夜はジョギングウェアを着て寝る。
そうすれば、朝起きたとき服を着替えるという手順を一つ減らすことができ、実際にジョギングをする確率も高まります。
一方で、止めたいことや遠ざけたい物事に対しては、ステップ数を増やすことが対策になります。
SNSによる時間の浪費をなんとかしたいなら、スマートフォンを鞄の奥など、取り出しづらい場所にしまおう。
そうすれば、使用する頻度も減るかもしれません。
また、ときには手順をあえて増やすのも、人生においては大切なことです。
土鍋でごはんを炊いてみたり、ペンを取って手紙を書いてみたりすれば、心に豊かさや余裕が生まれます。
何故かって?
あえて手間をかけることによって、愛着が湧いたり自身のインプットに役立つからです。
モチベーションを上げる目標設定については、月曜日にお話しします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊
おしまい。
この記事へのコメントはありません。