未来を生きるための「雇われる力」
おはようございます。るーさんです。
自宅の電球が切れて買わないと~と思って、一か月が経ちました。
大して不便を感じていないから、なかなか買わないんだと思います。
#電球の型番を見るのがめんどくさい・・んだと思う
さて、今日は「未来を生きるための雇われる力」についてお話📝
#ちょっと長め
【要約】
① これからの時代に必要な「生きるチカラ」は、基礎的人間力を土台にして、情報処理力と情報編集力を積み上げたものとなる。今後は情報編集力の重要性が増していく。
②情報編集力の高い人には、「遊び」と「戦略性」が高いという共通項がある。
③一生が90年の時代においては、30代までは、恥や嫉妬にあまり惑わされず、よい意味で無謀に生き、できるだけ希少性を磨くことが大切になる。
〇これからの10年で世界は激変する
いまの高校生は、どんな未来を生きるのか。
まずは、親世代の人生と比べて決定的に違う点として、次の3つを心に刻もう。
1つは、2020年の半ばには、多くの親が体験した「標準的な人生モデル」は期待できないという点。
終身雇用も新卒一括採用も、珍しいものになっている可能性が高い。
2つ目は、世界の50億人がスマホでつながり、さらには、このネットワークに人工知能(AI)がつながるという点。
日常生活のあちこちで、ネットとつながったロボットが色々な働きをしてくれるようになるでしょう。
このような未来の社会は、ネット内に建設されていく。
「AIとロボットの発展により、仕事が消滅していく」という言葉をよく耳にする。
しかし、より本質的には、世界の半分がネット内に建設され、人間がその世界で人生の半分を過ごすようになるから、という点を忘れてはいけない。
3つ目は、人生の長さ(ライフスパン)が決定的に異なるという点。
人生を90年と仮定してライフデザインをすることが求められる。
この10年で、かなり複雑な判断が必要な仕事まで、「AI×ロボット技術」に取って代わられます。
これは、もう頭に刷り込んでください。
そのうち、無人コンビニが当たり前になる。
人間に求められるのは、今まで以上に「人間ならではの仕事」をすること。
すると、人間として本当に必要な知恵と力が活きてくる。
〇仕事が消滅する時代に身に着けておきたいこと
「情報処理力」と「情報編集力」
今後、学校での地道な勉強によって身につく学力は、必要なくなると思いますか?
アスリートや芸術家など、すでに特定のキャリアを意識しているケースを除けば、必要ありません。
学校での勉強を「やりたくない」と思っているうちは、何しても身につかないので。
もしも「やりたい」と思うきっかけがあったときに、頑張るのは自分。
「あ~なんで今まで勉強してこなかったんだろう」と後悔したくないのであれば、
特に夢も決まっていない人は、今できる勉強をやっていけばいい。
後悔しないし、「やりたいとき」にやればいいじゃんって思うなら、それでいいんですね~。
なんでもいいので、好きなことに対して夢中になれれば「情報処理力」は高まります。
虫がすきな子は、放っておいても図鑑ばかりみて、自ら外に出て昆虫を捕まえて観察しますよね。
これは、自然と自分から得た沢山の情報を「処理」しています。これが「情報処理力」です。
これに対し情報編集力とは、正解がない、または正解が1つではない問題を解決する力のことを言います。
ざっと思い浮かぶのは、何ですか?
気持ち関連や、集中力など、数字で測れないものや、答えが千差万別なものを解決することですね。
今後グローバルに通用する人材をめざすには、どんな条件が必要なのか。
次の5つのリテラシーを身につけることが大事だといわれています。
(1)コミュニケーション:異なる考えをもつ他者と交流しながら自分を成長させること
(2)ロジカルシンキング:常識や前例を疑いながら柔らかく「複眼思考」すること
(3)シミュレーション:アタマのなかでモデルを描き、試行錯誤しながら類推すること
(4)ロールプレイ:他者の立場になり、その考えや思いを想像すること
(5)プレゼンテーション:相手とアイディアを共有するために表現すること
この5つの要素は、情報編集力の必要条件でもあります。
もちろん、情報処理力を鍛えることは相変わらず大事ですよ。
ただし、今後は情報編集力が必要とされる割合が高まっていき、現状の情報処理力偏重から、情報処理力:情報編集力が7:3くらいにまでシフトしていくんですね~。
情報編集力が高い人は、「遊び」と「戦略性」がある
情報編集力の5つの要素は、遊びを通じて学べるものなんです。
遊びの最中には、想定外の出来事が絶えず起こりますよね。
そのため、正解のない問題に対処する力が自然と鍛えられていく。
受験もゲームのようにとらえることで、情報編集力を身につける、またとない機会に変わる。
また、情報編集力の高い人には、「遊び」があってイマジネーション豊かで、「戦略性」があることが多い。
遊びというのは、遊び心のこと。
そして戦略性とは、目標を実現するために計画的な振る舞いができ、多様な資源を上手に編集できる力を指します。この2つを満たしていれば、「仕掛ける側」に回れる。}
仕掛ける側というのは、ルールをつくり出す側、あるいは情報を編集して生み出す側(発信者)といいかえてもよい。遊び心と戦略性を発揮し、ぜひ仕掛ける側に回ってほしいものですね。
〇雇われる力の鍛え方
10年後の社会で、何らかの組織(企業やNPO、国の省庁など)に雇われるためには、今のうちに何を鍛えていけばいいのか。
この雇われる力が高ければ、仕事の選択肢が広がりますよね。
実際のところ、今なんて、誰もが起業できる時代です。
この力は独立や起業、ボランティアにおいても必要とされています。
なぜなら人に信頼され、共感されて働くには、「クレジット(信任)」を蓄積することが重要だから。
雇われる力の基本は、「人柄」と「体力」です。
人柄というのは、「力」という言葉では表せない人間の美徳だといえます。
誠実さ、ひたむきさ、やさしさのようなもの。
つまるところ、「人間として魅力的」な人のことですね。
人柄を高め、豊かにする方法は、目の前にいる人に真摯に向き合うこと。
#ほんっっとうに大切なこと
目の前にいる人に喜ばれ、感謝されるかどうか。
これができなければ、社会を変えられないでしょう。
具体的には、挨拶ができること、約束を守ること、そして人の話が聴けること。
こうしたことを通じて、目の前の1人を大事にし、クレジットを積み上げる。
そうすれば、応援団がつき、資金的な援助も得られやすくなって、夢を現実にする確率も上がっていく。
こうした基礎的人間力の土台があったうえで、知識のインプットを行っていく情報処理力と、アウトプットに活きる情報編集力が求められる。
大人になるまでに、情報処理力と情報編集力の両翼をバランスよく鍛えられるかどうか。
これが、10年後の雇われる力を決める。
もちろん、子どものうちに全てが決まるわけではありません。
今からだって、いいんですよ。年齢なんて関係ありません。
社会人になってから弱点を補い、長所をさらに伸ばしていけばいいんです。
〇一生が90年時代のライフデザイン
10代、20代は「失敗は恥だ」という感覚を捨てて、いっぱい恥をかこう。
恥をかけばかくほど、経験値が上がり、クレジットが蓄積されるから。
それが、自分の世界観を広げることにもつながる。
日本で成人を20歳と決めたのは、平均寿命が50歳前後だった頃の明治期にさかのぼります。
いまでは寿命が2倍に延び、「一生が90年の時代」となっていますよね。
そうであれば、成人は40歳くらいだと考えればいい。
40歳からでも、あと50年、大人としての人生が待っている。
そのため30代までは、恥や嫉妬にあまり惑わされず、よい意味で無謀に生きるのがよい。
これからは、一生が90年もあれば、1回の人生ではとても生ききれない。
たとえば、複数の会社を渡り歩いたり、途中で大学に戻って学び直したり、民間から公務員に移ったりする。
こんなふうに、いまの高校生たちは、仕事を重層的に積み重ねていく「八ヶ岳型連峰主義」の人生を送ることになるでしょう。
また、人生のある時点から、複数の人生を同時並行で進めていく姿もありえます。
必要なのは、単線型から複線型の人生観への転換なんですね。
複数のコミュニティで「ナナメの関係」を築く
ここで大事なのは、職場とは別のコミュニティに参加すること。
複数のコミュニティに属し、将来のビジネスやボランティアの芽を育んでいくことで、次の山をつくるための「裾野」を広げられます。
さまざまなコミュニティに参加するなかで、おすすめなのが「ナナメの関係」を築くこと。
ナナメの関係とは、世代を超えた先輩・後輩との関係を指し、学生のうちから大事な役割を果たしてくれます。
このナナメの関係にある人との会話は、情報編集の核となるコミュニケーション能力を伸ばす格好のトレーニングにもなる。
親や友達やよく知っている先生とは違った第三者であるため、相手のアタマのなかを想像しながら会話することが必要になるから。
実はナナメの関係は、キャリア形成のリスク・ヘッジ(安全装置)にもなるんです。
たとえば、職場でルーティンの仕事に飽きかけたとき、コミュニティで未知との遭遇や予期せぬ出会いがあれば、エネルギーが充填される。
人間関係に強い大人をめざすなら、いまのうちからナナメの関係の大人たちと積極的に関わり、コミュニケーションを豊かにしていけると理想的ですね。
希少性の時代には、レアカードをめざせ
成熟社会においては、「みんな一緒」をめざすのではなく、できるだけ希少性を磨くことが重要です。
自分自身をレアな存在にするには、3つのキャリアを5~10年ずつ経験して、その掛け算をするといいですよ。
人が1つの仕事をマスターするのに、一般的には1万時間かかるといわれています。
1万時間とは5~10年の練習量であるため、これだけの年数をかければ、100人に1人の希少性が確保できる。
まずは、ある分野の仕事に注力し、100人に1人の希少性を確保する。
次に、また別の分野で同様に100人に1人となる。
それを3種類の分野で達成すれば、100万分の1の希少性が実現するというわけだ。
このようにして、「オリンピックのメダリスト級」の1人になれば、よりイニシアチブをとった仕事ができるようになり、自由度も高まるにちがいない。
今日は、そんなお話でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺
おしまい。
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