目標達成に必要な思考
おはようございます。るーさんです。
家の近くにできたムクドリの巣から、たくさん雛の声が聞こえてきます。
一生懸命生きようとしていて、なんだかほっこりしました。
#カラスによく狙われている
#カラスも生きるために必死よね
さて、今日は
「目標達成に必要な思考」をお届けします。
【要約】
①決定論は可能性を阻める
②プロセスを大切にすることで、継続的な努力ができる
③焦点は、臨機応変に対応できることが目標達成率を高める
◯「決定論」と「成長論」
人間の資質を変えられないものと考えているかどうかは、目標設定に大きな影響を与えます。
心理学では、こう定義されています。
人が知能、性格、運動能力などの資質を「生まれつき決定していて高められるものではない」と考えている人を「決定論者」。
「経験や学習を通して向上させられる」とみなしている人を「成長論者」。
決定論者は、自分の能力の高さを証明しようとします。
資質を高めることはできないから、現在の自分の能力が高くなくては困るんですね〜。
一方、成長論者は、努力すれば能力を伸ばせると信じているので、現時点での自分の能力の証明にはこだわりません。
挑戦して新たな技能を獲得しようとし、失敗してもそれをバネにしてチャレンジできる。
この傾向は、パートナー選びにも現れます。
決定論者は今の自分が完璧だと思ってくれる人を選び、衝突するとその関係から逃げたくなる。
成長論者はお互いを高めてくれるような相手を選び、問題が生じても、それをチャンスだとみなすことができます。
すでに多くの研究によって、決定論は正しくないと指摘されています。
これまで自分には絶対に向いていないと諦めていた分野があるなら、ぜひ考えを改めて、チャレンジしていきましょう。
◯「証明型」と「習得型」
目標には、自分の能力を証明することを重視する「証明型」と、自分を成長させることを重視する「習得型」があります。
勉強でたとえると、成績といった目に見えるかたちで自分の能力を証明しようとするのが「証明型」、授業を通して知識を身につけようと深く学ぶのが「習得型」ですね。
達成が簡単な場合は、証明型の目標が効果的です。
やる気をアップさせ、高いパフォーマンスを発揮できます。
しかし、ひとたびうまくいかなくなると、無力感に襲われ、簡単に諦めてしまうことになります。
習得型の目標を持っている人は、困難にあたってもそれを乗り越えて成長しようと努力を続けられます。
取り組みを続ければよい結果が得られると信じているし、成功の見込みが薄くても学びや成長は続けられると考えているから。
つまり、自分の目標を達成するには「どっちの型」がいいのかを見極めることも大切になります。
◯「獲得型」と「防御型」
目標のフォーカス(焦点)には、「獲得型」と「防御型」という分類もあります。
獲得型は手に入れるものに注目するのに対して、防御型は損をしないことを重視する。
この違いを、医学部への進学を目指す学生で表現してみます。
学生の多くは、医者になることを夢みているタイプ(獲得型:獲得へのフォーカス)と、医大に入れなければ親を失望させると心配しているタイプ(防御型:防御へのフォーカス)に分類できます。
獲得型の学生と防御型の学生では、努力のアプローチも違えば、侵しやすい失敗のタイプも異なるんですね。
獲得型は、称賛によってモチベーションを高め、困難に直面するとあきらめてしまいがち。
一方、防御型は批判によってモチベーションを高め、困難に直面しても簡単にはあきらめない。
獲得型の人は機会を逃すことを嫌って果敢に挑戦するが、防御型の人はミスを恐れ、確実な成功が見込めなければ行動しない。
たいていの人は獲得型と防御型のどちらかに偏っていますが、状況や目標のタイプによってフォーカスが切り替わることもあります。フォーカスの状態を把握し、必要に応じてアプローチを変えていく必要がありそうですね。
◯目標をタイプ別に攻略する
残念ながら、どんな目標にも万能な目標設定の方法はありません。
それぞれの目標の特性を理解し、状況に応じて適切に選ぶことが重要です。
簡単なことや得意なことをするときは、具体的な結果を重視する「証明型」がいいですよ。
簡単な目標は、才能や能力を周囲に示す大きなチャンスであり、高い動機付けにつながります。
また報酬が絡むと、動機付けはさらに強化されますよね。よいパフォーマンスによって報酬が得られると感じると、意欲と集中力が高まり、パフォーマンスは向上します。
達成によって得られるものに注目する「獲得型」の目標も有効です。
タスクが簡単にこなせるとわかると、自信が生まれ、成功の見込みを楽観的に考えるようになれます。
獲得型の目標では、この楽観的な見込みが動機付けを高める。
得られるものを具体的にイメージし、目標に結びつけましょう。
着手しなければと思いつつも意欲が湧かないときは、「なぜ」を考えるといいですよ。
目標を達成しなければならない理由を考えることで、目の前の小さな行動に取り組みやすくなります。
たとえば定期的にエクササイズをしたいなら、「健康的で魅力的になる」と考えてみるといいでしょう。
「防御型」の思考によって、失敗した場合に失うものをイメージするのも有効ですね。
初めての子育てや未経験の仕事など、難しいことに挑戦するときは、必ずといってよいほど壁にぶつかるものです。
そんなときは、「何」の思考で目標を具体的に設定し、次にやるべきことにだけ集中することで、着実に前に進みやすくなります。
長期的な成長や改善を重視する「習得型」のアプローチも大切。
目先の結果にとらわれることなく、失敗から学べるようになりますよね。
誘惑に負けそうなときは、目標を達成したい理由を「なぜ」の思考で思い出しましょう。
大きな絵の中で目の前の行動を捉えれば、誘惑に負けないで済みますよね。
ミルクシェイクを飲みたくなったら、それを我慢することで得られる健康や魅力的な身体を思い浮かべるようにする・・とかね。
また、失うものにフォーカスする「防御型」の思考をもてば、誘惑はむしろモチベーションを高める材料にすらなります。
防御型思考では、おいしそうなデザートの山は、砂糖やチョコレートでコーティングされた手榴弾のように危険なものに見えるはずですからね。
目の前の仕事をとにかく早く終わらせなければならないときは、得られるものを意識する「獲得型」でリスクを恐れずに迅速に行動しよう。
一方、正確さが求められるときは、失敗によって失うものに注目する「防御型」の目標がいい。
時間がかかっても、注意深く進めることができますからね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊
このアプローチ方法を知っているだけで、日々の行動と思考が変わりそうですよね。
ぜひ、実践してみてください!
おしまい。
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