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脱!残念な考え方①

おはようございます。るーさんです。

久しぶりに腕時計をしたら、なんだか気分が上がって仕事がはかどっています。
#腕時計っていいかも
#って思う気持ちが変って言われそう

さて、今日は「残念な考え方」についてお話します📝
#2部にわけてお話

【要約】

 ロジカルな思考とは、「つながっている・深く考えている・広く考えている」の3つを満たした考え方。
 ツッコミどころの多い考え方は、ロジカルではない。

② ロジカルになるための基本は、「目的に対して適切な行動をとる」こと。

〇ロジカルシンキングに必要な3つの要素

残念な考え方は「ツッコミどころが多い」

「日本人の多くはロジカルな思考を苦手としている」と言われて、うなずいてしまう方もいるんじゃないでしょうか。しかしよく考えると、引っかかるところがありませんか?

まず「多く」とはどのくらいで、どう調べたのかわからない。
そもそも「ロジカル思考が苦手」とはどのような状態なのか、その判断の基準も不明。
もしこうした疑問に答えられなければ、冒頭の主張の根拠は「私がそう思うから」でしかない。
これがロジカルな主張でないことは、明白ですよね。

非ロジカル=残念な考え方は、この例のように「ツッコミどころの余地が多い」ものといえます。
「本当にそう?」「証拠はある?」「あなたの感想では?」「ただの偶然では?」「例外では?」など、ツッコミが容易に頭に思い浮かぶようなら、それは「残念な考え方」です。

「つながっている」「深く考えている」「広く考えている」

ロジカルな思考とは、「つながっている」「深く考えている」「広く考えている」の3つの要素を満たした考え方。

「つながっている」という条件を満たすには、演繹的もしくは帰納的に考えたとき、そこに不自然さや間違いがなければいい。
演繹とは「AならばB、BならばC、よってAならばC」と話がつながること。
帰納とは「ライオンA、B、Cは肉を食べる。よってすべてのライオンは肉を食べるだろう」のように、個別の事例から一般的・普遍的な法則を導くことを指します。
すなわちツッコミどころがなく、自然につながっていれば、その考え方はロジカルといえます。

「深く考えている」が何を意味するかを理解したければ、その逆を想像するといいですよ。
すなわち浅く、ロジカルでない思考の例を思い浮かべればいい。

たとえば売上アップの策を出さなければいけないとき、「キャンペーンをやってはどうか」のような抽象的な案で終わるのであれば、それは浅い考えです。
抽象的な内容は、誰も批判しようがない。
逆に具体的な策の場合、それに対する質問や疑問に答える必要が生じてくる。
ロジカルであるためには、自信を持って具体的に言い切らなければならないんですね。

また「広く考えている」も、その逆の「狭い思考」を考えたほうがわかりやすい。
出荷した製品に不良品が相次いだとしよう。
多くの場合、その原因となる製造工程を見直そうとしますよね。
しかし、選択肢はそれだけではありません。
「検品を強化する」とか、「他社に製造を委託する」という方法もありうる。
「本当にそれだけ?」「他にもっとあるんじゃない?」というツッコミがありうる、
いわゆる「抜け漏れ」がある思考は、ロジカルではない。

ここからは「つながっている」「深く考えている」「広く考えている」の反対、すなわち「残念な考え」を取り上げながら、ロジカルな思考についてさらに掘り下げていきましょう。

〇「つながっていない」思考とは

「ロジカル矢印」はどっちを向いているか?

原因と結果の関係を正しく理解することは、ロジカル思考の第一歩です。

やってしまいがちなのが、原因と結果を取り違えるというミス。
「気温が高いとビールが売れる」のように、「A→B」(AならばB)が成り立つとき、AとBには「因果関係」があるという。ビジネスの世界でよくあるのは、この矢印を逆にとらえてしまうこと。
つまり、物事には必ず「理由」があるんです。
売れる商品にも、売れない商品にも、「理由」があるから「結果」がでるんです。
売上を上げている企業と売り上げを上げていない企業、これにも「理由」があります。

まさか、と思うかもしれません。
しかし「社員のモチベーションが高い会社は業績が良い」という主張を検証しましょうか。

この主張は一見正しそうに見えますよね。
では、なぜそういわれるのだと思いますか?

本当は「業績が良いと給与や福利厚生が社員のモチベーションも高くなる」という因果関係になっているかもしれない。

さらに「A→B」が成り立つとき、「A→C」や「A→D」となる可能性も考える必要がある。
たしかに品数が多ければ、売上は上がるだろう。
しかし同時に、在庫管理やカタログ作成にかかるコストについても考慮しなければならなくなります。

「パンを食べると犯罪者になる」はどこが間違っている?

良い事、悪い事が起きたとき、原因を考えることはとても大切です。
しかし原因だと思っていたことが誤っていると、いくら対策を頑張っても見当違いになる。

たいていの物事の裏側では、いくつもの原因が複雑に絡み合ったり重なっているもんです。
しかし私たちは、そうした原因を単純化して考えがち。
そればかりか「これが原因であってほしい」と、都合の良い論理を組み立てることも多いですよね。
もっともらしいことや目立つことに飛びついて、すぐに「これが原因です」と決めつけないように気をつける必要があります。

また、いくつもある原因のうち、弱い原因をひとつだけ取り上げてしまうことも避けるべき。
「アンケートでは良い評価だった、だから売れるはず」という主張も、アンケートのつくり方しだいでは、それほど信頼が置けるものにはなりませんよね。
それは構造上、「犯罪者のほとんどはパンを食べたことがある、だからパンを食べると犯罪者になる」という主張とほとんど変わらないですから。

目的に対して適切な行動をとる

ロジカルになるための基本は、「目的に対して適切な行動をとる」こと。
当たり前だと思うかもしれないが、できていないことも多い。
特によくやりがちなのが、「働き方改革をするので残業禁止だ」のように、目的と行動を取り違えてしまうこと。

また、目的を達成するための行動を適切に設定できたとしても、継続するのはなかなか難しい。
人間は長期的に良いことより、目の前の良いことを優先してしまう。
3年後の理想を達成するために行動したければ、そこから逆算して1年後や半年後の目標を決め、それらを達成するために「今は〇〇する」というふうに、具体的な行動に結びつけなければならない。

続きは、また明日!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺

おしまい。

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