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自分のメンタルと向き合う②

おはようございます。
最近は、キレートレモンにハマっています。
#酸っぱく感じない

さて、今日は昨日の続き。
#要約なし

なかなか自分のメンタルと向き合うことは、時間が取れないっていう人のほうが多いかもしれません。
ですが、自分のメンタルと向き合うから相手との距離感や人間関係に、「心の余裕」が生まれるものです。

〇感情って?

そもそも感情とは、何でしょう。
感情とは知性や理性を超えたところにあり、知性や理性ではコントロールできないものですよね。
とはいえ、感情自体は人間が本来もっている原始的な感性であり、決して悪いものじゃありません。

しかし、今を生き抜く人たちは、どうしても知性を優先させようとするあまり、感情を抑えて生きている。
そのため、心身が不調に陥ったり、あるとき感情が突然爆発して、最悪、暴力事件を引き起こしたりすることもある。こうして人間関係が、壊れていきます。

ビジネス、プライベートの場面を問わず、円滑な人間関係を築くには、感情をコントロールすることが必須です。
ただ単に感情を抑えて、消してしまったり、すぐに吐き出したりしないで、うまく「折り合う」ことが求められる。まずは湧き上がってきた感情を自分でしっかりと受け止め、受け入れることが必要なんです。

〇「かくあるべし」から、解放されること

感情とひと言でいっても、不満、不安、怒りといった「マイナスの感情(不快な感情)」と、うれしさ、快適、幸福といった「プラスの感情(快の感情)」に広い範囲でみたらカテゴライズされますよね。
マイナスの感情が心を覆っているときは、注意。
たとえどんなに論理的に人を説得する能力に長けていても、怒りやパニックという負の感情に支配されれば、初歩的なミスを犯しやすくなるもの。これは、どんな人でもそういえます。

マイナスの感情を生む主要な原因として、「かくあるべし」という思考が原因です。
「上司とはかくあるべし」「妻とはかくあるべし」といった思い込みは多かれ少なかれ、誰もが持っていますよね。
もしくは、「普通は~」「基本は~」とか、そういった言葉も当てはまります。
しかし、この思い込みが強い人ほど、相手に対して不満がたまり、それにより人間関係がおかしくなり、また自分に対して怒りや失望を覚えるというように、悩み自体がますます増大する傾向にあります。
「かくあるべし」思考から解放されないと、次第に視野が狭くなり、その結果、自分の想像力を縛ることにもなるのりますよ。さっさと、手放しましょう。

〇感情のメカニズム

脳科学の研究が進み、脳の働きレベルで、若い人と老人の感情の出し方の違いがわかってきました。
感情は、大脳辺縁系という場所で発生します。
大脳皮質の中にある前頭葉が、感情にブレーキをかける役割を果たしているんですね。

しかし、年齢を重ねると、前頭葉の働きが落ち、感情を抑える力が低下してくる。
つまり若い頃は、感情のテンションは高いが、そこにブレーキをかける作用も強い。
そのため、誰かにバカにされたりすると、カーッと頭に血が上る度合いは激しいが、それに歯止めをかけやすい。
一方で年を取ると、すぐにはカーッとはならないが、いったん怒りが込み上げてくると、それを抑えるのが難しくなり、感情に振り回されてしまうんです。
更年期と言われるあれは、まさにその序章ですよね。

カーッとなってしまったときの対処法として、自分なりの感情の「即席コントロール法」を身につけておくといいですよ。例えば、深呼吸をしてひと息入れてみる、不安になったら好きな歌を口ずさむ、お経を唱えてみるといった方法が効果的。これらを体得すれば、いざというときに感情に振り回されずに、冷静に対処できるようになります。

〇感情をエネルギーに変える

フロイトの精神分析学

精神分析学者のフロイトが、1923年に発表した理論では、人間には主に3つの心の領域があるといいます。
1つ目は「自我」といわれる、理性の部分。脳科学でいうならば、前頭葉の機能を果たすところです。
2つ目は「エス」という感情が湧き出てくる部分。そして3つ目は、無意識のうちに自我を縛る「超自我」です。

フロイトのモデルによると、人間は生まれたときには、エスの塊で自我がなく、感情の赴くままに生きているそう。しかし5、6歳になると、自我が芽生えて、エスをコントロールできるようになっていく。つまり、自我によって社会的に調和のとれた生き方が可能になります。

ただし、フロイトはエスを押し殺すのではなく、エスと自我のバランスをとることが非常に重要だと説いています。フロイトによると、エスと自我の関係は、馬と騎手にたとえられるという。
馬(エス)のパワーによって騎手(自我)は前進できるし、騎手が馬に命令をして、それを馬が忠実に守れるようになってはじめて、良い結果を生み出せる。
湧きあがってくる衝動を押さえつけてしまうのではなく、だからといって、その衝動に流されてしまうのでもない。エネルギーを効率的に使い、前へ進んでいくパワーにすることで、偉業を成し遂げたり、自分を変革したりすることが可能なんですね。

感情を有効に活用する

成功者の多くに共通するのは、激しい怒りや不満を原動力に困難を乗り越え、前進してきた点です。
マイナスのパワーを暴力や暴言として表現するのではなく、「悔しいからがんばる」「人を見返してやる」といった形で、新しい世の中をつくるエネルギーに変えています。

個人の感情、とりわけ怒りは社会をも変えていく強力なパワーをもちます。
日本の高度経済成長の背景にも、憤りや不満があったはずですよね。
しかし感情に振り回されるのは、ご法度。
また、感情を政治や企業を変える推進力にするには、きちんと理論武装をすることも求められます。
理性的主張を組み立てる際に、感情を有効に活用することがキーとなるんですね。

自分とどう向き合うか、1日のうちたった5分とかでもいいので、省みる時間を設けるとよさそうですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺

おしまい。

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