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感情を知り、自分を知る

こんにちは。

だいぶ花粉が飛び始めてきて、花粉症の方には嫌な時期となっていますね。
漢方薬やハーブティーがおすすめです。

今日のテーマは、
「感情を知り、自分を知る」という内容でお送りします。

〇要約

①自分が抱いた感情を認知していますか?

②行動は、感情によって左右される。

③感情を受け入れる→どんな選択があるか(行動)→採用

さて、本題に入ります。
結論から先に話すと、自分の感情を受け入れて認めてあげられる人は、「選択する」という判断力が高くなり行動力があがりますよというお話です。

〇感情のややこしさ

機械でない限りは、必ず感情があります。
とくに人間という生き物は、脳の中に「感情を湧き起こす部分」が組み込まれていますから、間違いなく感情があります。屁理屈を言う人は、「心って胸にはなくて、脳にあるよ」っていうくらいです。
#そんなことを言うと怪訝な顔されるよ

事実、感情がない人間なんて、そもそもいません。
自分のことを「感情がない」と思っている人は、育った環境や今いる環境によって自分自身の感情を認知する力が弱いだけです。間違いなく感情はありますから、安心してください。

ここでもう気づいた人もいるかもしれませんが、感情ってめちゃくちゃメンドクサイ能力です。
私たちが常に「感情」を挟まずに決断していれば、遥かに無駄もなくなるし、いちいち悩むことってなくなります。
けど、「感情」を挟むことによって、決断が鈍り、自分自身がどの選択肢を選べばいいのかわからなくなる。
正直、これは人間あるあるだと思っています。
#動物は生きること・種を残すことがメインだから
#こんなに複雑に考えていない

〇感情の方程式

最近では、怒りを自分自身でマネジメントすることが流行っていますが、その前に押さえるべきポイントがあります。それは、感情にも「方程式」があるということ。

感情って、沸き起こったときにまずは強い感情が出ます。
「うれしい!」「つらい・・」「苦しい・・」「楽しい!」こんな感じです。
これを大抵の人は、自分自身で感じている人がほとんどですが、感情にはさらに分解することができるのです。

例えば、「愛」について紐解くと。
「愛情」という感情は、「喜び」と「信頼」の2つの感情が混合されています。そのため、「愛情」について考えるときは、「何に喜び、何を信頼したのか」と考えれば、感情の解析度があがります。漫画やアニメがいい例になります。
漫画やアニメだと、2つの感情が混合されている配分の強さによって、キャラクターの心情が変わりますよね。喜びが強いシーンだと「出産」が1つの例になったり、信頼が強ければ「仲間との絆」を深めることができます。
つまり、どの感情もまずは1つに捉え、その後に2つ、3つに分けていく図式が出来上がるんです。

感情の細分化を試す方法として、1日を振り返ってみることがおすすめです。
今日は1番何が嬉しかったのか。何が悲しかったのか。何に対して怒りを感じたのか。
嬉しさには、期待や信頼があったのか。
悲しさには、虚しさや自己嫌悪があったのか。
怒りには、嫉妬や恥があったのか。

結構、脳内がリセットされてスッキリしますので試してみてください。

〇感情のサイクル

方程式がみえたところで、次は「サイクル」を回すことが大事です。
理由は、1つの感情にとらわれないようにするため。
1つの感情に脳内をジャックされると、視野が狭くなり、情報の受け止め方やインプットに偏りが出ます。そうなると、物事を俯瞰してみることが難しくなりますよね。

そこで、ジャックされないためにも、このようなサイクルを回すことがおすすめです。
自分が抱いている感情を認識する「認知」、認知した感情を受け入れる「受容」、そのうえで選択肢を考え採用する「選択」のサイクルを回すこと。

認知

たとえば上司に「そんなやり方では成功できない」「改善したほうがいい」などと指摘されて「怒り」を感じたとしましょう。その感情を分解し、自分が相手に何を期待していたのか、何を嫌悪しているのか、何を恐れているのか、ということに注目します。
沸き起こった感情を紐解くことで、「相手が悪い」という思考停止状態から、自分自身の問題として考えられるようになり、思考をやわらかくすることができますよね。

受容

次は、認知できた感情を受け止めます。自分の感情を、自分自身で納得していくフェーズですね。
ここでめちゃくちゃ大切なことは、「嫌悪」や「嫉妬」、「不安」や「憎しみ」といったネガティブな感情を認めてあげることです。
これって、結構勇気がいることですよね。
だって、自分の弱さに向き合うことになりますから。

ここで、どうしても向き合えませんって思う方に朗報です。
すべての感情には意味と価値がありますから、持ってはいけない感情などないと考えてみましょう。
どの感情も「必要」なものです。衣食住と同じように、生きていく上で必要なものなんだって受け入れてみてください。
そして、受け入れたときに大切なことは、ネガティブな感情を持たないこと・持たないようにするのではなく、認知・受容したうえで自分をどう変容させていくかがポイントになります。ネガティブな感情を感じている自分を中立な視点で捉えることができれば、そのあとに続く選択肢は増えていきますよね。

選択

最後の「選択」では、「感情のどの部分に注目するか」という糸口から、いくつかの選択肢を導き出していきます。たとえば嫉妬の感情を持ったとき、自分の注意が誰に、何に向いているのかを把握すれば、選択できそうですよね。自分の評価が不当に低いことに注意が向いているなら、正当な評価をもらえる環境を自分で整えることが選択になるかもしれない。自分の居場所が奪われることに注意が向いているなら、いっそ相手と仲良くなるということが選択になりうる場合もあります。

大切なのは「他者に意識を向けるのではなく、自分にできることを探す」ということ。選ぶ、決断する、これらはすべて自己責任です。
よくあるのは、誰かに言われたからその決断にしたんだって責任を逃れようとする人もいますが、それはすでに感情分析をすると、責任をとることに対して恐れや不安があるから。誰かの決断を選んだのは、あなたですよね?
そもそも、「選択」にはセオリーや絶対解がありません。十人十色の価値観や感情がありますから。
模索するしかないですが、どの選択肢を選んだとしても間違いなく自分にとっては前に進んでいることに繋がっていますよ。

罪と恥

サイクルを理解したところで、人間にしかない感情があります。
それが「罪」と「恥」です。
#ドストエフスキーのよう

この感情を、研究者は「高級なネガティブ感情」と捉えています。

罪悪感を感じるとき、人は「勧善懲悪」で判断した結果、感じやすい。
ダイエットでいうならば、夜22時以降に食べない方が体にいい、痩せるってわかっているのに、夜中にたべるカップラーメンが最高に美味しい。目的、目標、知識に基づいてそれを達成するために余計なことをすると、大抵は「罪の意識」が芽生えます。あ、不倫とか浮気もそうですね。
#急に昼ドラ感

恥ずかしいという感情は、自分のプライドが傷つけられたとき、自分の弱い部分を人に見せたときに感じやすい感情です。プライドは、自分が行うことに対して誇りがあり、自信があるから「傷つけられた」と思いやすい。また、不安や恐れを人前で見せることは、相手が優位にはたらき、主導権を相手に渡してしまうという恐怖が働きやすいですよね。しかし、不安や恐れを人前で出すことによって、本当に応援してくれる人、助けたいと思って助けてくれる人が現れます。ギャンブルのようですが、多くの主人公とよばれるようなキャラクターは、大抵人前で弱さを出していますよね。

自分にとって、向き合いたくないと思う感情を受け入れることが、前に進むことに繋がります。
ぜひ皆さんも、論理的に感情を紐解くことを習慣に取り入れてみると、新しい発見がありますよ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
おしまい。

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