木版画と職人
こんにちは!
ブログ担当のるーさんです。
炭酸飲料は、やっぱりビンで飲むと美味しさが増すなぁと思います。
#ラムネとかもそうだよね
さて、今日は何を話そうか。
#もうネタ切れ
#何回でもいう
昨日行った、美術館の話でもしようか。
#もう、ただの日記になりかけている
#読んでいただきありがとうございます・・
昔から、遺跡や美術館、博物館、コアな館が大好きなんです。
#自分のペースで周りたいから、1人で見に行くほうが好み
で、昨日から再び美術館や気になった個展を見に行こうと。
早速閉幕近い催し物を探して、気になったのが今日お話しする「吉田 博さん」。
なんで気になったのかというと、絵が気になったから。
#単純な理由
吉田 博さんをご存じでしょうか。
木版画の画家さんなんですが、世界中から愛されている大正生まれの方。
なんていっても、GHQのマッカーサーやイギリスの元ダイアナ妃も愛した版画なんですねぇ。
#GHQが何かはググってね
出身は福岡県久留米市。
昔から水彩画が好きで、写生ではよく風景画を描いていたそうです。
そして、油彩画も好きになり、彼の作品では水彩画と油彩画の合わせ技が見られます。
当時、絵の勉強といえば国費留学生としてフランスへ行き、勉強するのが主流でした。でも吉田さんは面白いことに、
「自分の絵くらい自分で自信あるものを持って、アメリカに行ったる!」
と、九州男児の意気込みを持って自費でアメリカに渡ってしまうんです。
約33点くらいかな?
それくらいの絵を持っていき、自分の絵を個展で売ったところ、なんと全部売れて当時でいうと1016ドルくらいも稼いだそうです。
#まさにアメリカンドリーム
#当時の銀行員でいえば約15年分相当の給料をいただく
どえらいですよね。
日本独特の水彩画のタッチと、日本の風景、そして吉田さんが身につけた技術の賜物です。
さて、そんな吉田さんは木版画に興味をもち、さっそく製作していきます。
そもそも版画って知っていますか?
私が小学校のときに、図工でやった記憶が最後の記憶ですが、
もらった木の台紙を自分で彫刻刀でほり、アニメーションのようにシーンごとで分けて摺って重ねていき、最後に1つの絵になる仕組みですね。
#当時は墨の一択でした
この版画で、作品を作るんですが、まぁ大変で笑
当時歌舞伎だったかな?
この版画は使われていましたが、摺るとしても10数いくつ程度しか摺っていません。
ただ吉田さんの場合、作品への妥協を一切許さなかったので色使いや絵の完成系にもこだわった結果、30以上もの摺る作業を行っていました。
#やっぱり妥協している人なんていないですよね
ちょっとこれ以上は長くなっちゃうので、端折りますが
#ただメンドクさくなっただけだろ
#って思われるやつ
吉田さんは版画をつくる芸術家ですが、気質は職人です。
どんな物事にも「妥協」せずに、自分のしていることを全力でやることが大切ですよね。
工事現場で働く作業員とも、なんだか似ているなぁと勝手に思いながら、どんなことにも「通ずる」ことがあるんだなぁと作品をみて感じました。
なんだか読書感想文ならぬ、
美術館感想文になりましたが、今年で没後70年を迎える吉田さんの作品を見てみてください。
おしまい。
この記事へのコメントはありません。