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「仕事ができる」とは、どういうことか?

おはようございます。

やる気がない時って、ありますよね。
そんな時、デスクにおいてある好きなアニメキャラを見ます。
すると、そのキャラが努力していたことを思い出し、「自分は何しているんだ、コノヤロー」精神を発揮して、再びやる気を出している、るーさんです。
#アニメキャラの努力って
#えぐいよね~
#負けてたまるもんか!
#もはや誰と勝負しているんだろう

今日は、
「仕事ができる」とは、どういうことか?というお話。

一旦話を逸らします。
#宣言
るーさんのブログを欠かさず読んでいる人は、この約1ヶ月で55冊程度は本を読んでいることになります。
読んでいる皆さんは、読み続けることが素晴らしいです!
案外、本を沢山読むって簡単なんですよね。
しかも、似たようなジャンルを通して読むことが、「気づき」を受け取りやすい。
このペースで行けば、約1年後には660冊くらいの本を読むことができそう。
あとは、読んで受け取った内容を「どれだけ行動に移せるか」というところですね。

話を戻します。

〇仕事ができる人はセンスがある

スキルとセンス

そもそも、「仕事」とは何でしょう。
この本の著者である楠木さんの定義では、「仕事」とは「趣味」でないもの。
趣味は自分のためにやることで、自分が楽しければそれでいい。
一方、仕事は「自分以外の誰かのためにやること」と言っています。
「自分以外の誰か」は、取引先だけではありません。
上司や部下、同僚など、組織の中にもあなたの仕事を必要としている人がいますよね。
そのような人たちに自分の価値を与えることができて、初めて「仕事」になるんです。

「仕事ができる人」とは、「自分以外の誰か」に「頼りになる」「安心して任せられる」「この人ならなんとかしてくれる」、さらには「この人じゃないとダメだ」と思わせる人のことをいいます。
一言で言えば、「成果を出せる」人。

この意味をもとに、仕事の能力は「あれができる・これができる」というスキルを超えた「センス」だと言えるんですね。

役に立つか、意味があるか

では、センスとは、なんでしょう。
スキルは言語化・数値化して示せますが、センスは説明しにくい。
またスキルは、正しい方法を選択し、時間を継続的に投入して努力すれば、間違いなく上達するものです。
現場に必要な資格が、その例ですよね。一方、センスは、努力と得られる成果の因果関係がはっきりしていません。

これまで、スキルはもてはやされてきました。理由は、お金になったから。
ところが昨今では、「役に立つ」ことが求められなくなり、「役に立つこと(スキル)」よりも「意味があること(センス)」が評価されるようになりつつあります。
実際、「役に立つモノ」よりも「意味があるモノ」のほうが高い値段で売られていますよね。

例えば自動車の世界では、日本車のほとんどは「役に立つけど意味がない」ものだと言えます。移動手段としては「役に立つ」が、そのクルマがあることで人生の豊かさや充実感が得られるわけではありません。

一方、ランボルギーニやフェラーリはどうでしょうか。
車体は巨大なのに2人しか乗れず、悪路が走れないクルマなのに、数千万円の対価を支払ってでも欲しがる人が大勢いる彼らは「意味的価値」にお金を支払っているんです。

著者の山口さんは、これを「近代の終焉」と表現しています。
日本企業の多くは「役に立つ」ことで評価されてきたのだから、「役に立つ」から「意味がある」への変化は、決して無視できない、大きな変化ですよね。
#つまり自社も「意味がある」ことにシフトチェンジしていくことが
#死なない会社で居られ続けるよね

直感か、論理か

仕事において、「直観(センス)」と「論理(スキル)」のいずれもが重要であることは言うまでもないですよね。
しかし、順番の問題としては、直観が論理に先行していたほうがいいんです。
問題を発見・設定するためには、直観が必要だから。

「分析(スキル)」と「綜合(センス)」についても同じようなことが言えます。
分析という作業には、「全体をどういうふうに分けるのか」という視点があります。
その分け方に、センスが問われます。悪さの原因を直感的につかんでいなければ、「意味のある分け方」はできませんよね。

分析をしても、これといった示唆や洞察が得られない人は多いもの。
そういう人には、「スジのいい直観」がないんです。

〇センスある人の仕事ぶり

全体を相手にしている

もちろん、すべての仕事を1人でできるわけじゃありません。
それを前提として、センスのある人は、全部を相手にしているんです。

ビジネスとは、長期利益を求めるものですよね。
利益とは収入からコストを引いたものであり、これを増大させるためには収入を上げるか、コストを下げるか、もしくはその両方の3つしかありません。
#経営の勉強だね

全体を相手にする人は、一挙手一投足(ほんの些細な労力)がこれら3つのうちのどれかと明確につながっています裏を返せば、つながらないことには手をつけません。
頂点に利益を置いて、それが収入とコストという2つの枝に分かれる。
そこからさらに細かく枝葉が分かれて、一社員の末端の仕事がある。
このような全体の樹形図の中で、自分の行動が今どこに位置づけられているのかを常に意識しているんです。

一方、センスのない人は、全体が見えていません。そのため活動が局所化・部分化し、優先順位がつけられないんですね。
#期限内に終えられない人や
#仕事がいつも終わらない人は
#大抵これが原因

自分の土俵を理解している

すべての分野において、センスがある人っていうのはいません。
本当にセンスがある人は、自分のセンスの「土俵」を理解していますから。
これが自分の仕事なのか、そうでないかを直感的に見極めています。
そして、「これは自分の領分ではない」と思うことには、決して手を出しません。
#だから仕事を断ることも大切
#自分のキャパにみあう

では、どのように「土俵感」を身につけるのか。
それは、初めのうちは迷ったらとにかくやってみることです。
打席に立って、いろいろな球を打ってみましょう。
しばらくすると、自分の得意な球がわかってきます。そうなると、自分の得意な球だけを狙える。

「土俵感」をつけるには、この、思いきり広げて思いきり狭めるという作業が欠かせません。

論理的なつながりで物事を進める

ルイス・ガースナー(クレジットカードのアメリカンエキスプレス会長)がIBM(アメリカのパソコン会社)にやってきたのは、1993年、IBMの再生が求められていたときでした。
マスコミが彼に期待していたのは、当時流行していた「ビジョン経営」「素早さ」「スモールファースト」「分割」といった言葉でした。しかし彼が発表したのは、「工場を閉鎖する。従業員を切る。価格は上げます」という方針だった。

彼は何より、出血を止めることを優先した
#これは自社でも同じ
価格を上げる、従業員を切るという施策は、オーソドックスなリストラです。
ですが、その順序が素晴らしかった。一つひとつの打ち手は平凡でも、時間軸でみた順番が実に見事だったのです。

センスのよい人は、時間的な奥行きを大切にしています。
奥行きとは、論理的なつながりのことをいいます。
AとBの間にロジックがあり、BとCの間にもロジックがあるということ。

センスのない人は課題をリスト化し、論理的なつながりではなく、優先順位を考えます
仕事を、平面的に「並列」で捉えているのでしょう。
一方、センスのいい人は、そこに時間軸を入れて順番を考える。つまり「順列」で考えるんですね~。

〇センスのある人になる

社会人一年目で必要な3つのポイント


1つ目は「常に機嫌よくしていて挨拶を欠かさない」ということ。
誰にでも「おはようございます」「ありがとうございました」と声をかけ、「はい」と返事をする。ここまでできていれば、社会に出たばかりのビジネスパーソンとして、80点が取れていると言っていいでしょう。

2つ目は「視(み)る」ということだ。
「これは!」と思えるような仕事ができる人を一人決めてずっと視てみよう
#1年目じゃない人でも、大切なこと
ただ眺めるのではなく、自覚的に視ることがポイントです。
そして「なんでこの人はこういうことをこの局面でして、なんでこういうことはしないのか」ということを常に考える。答えが出なくても、考え続けることが大切です。

3つ目は、「顧客の視点で考えろ」
取引先だけではなく、上司や同僚にも「相手が自分に何をしてもらいたいか」「あの人は何を欲しているのか」ということをまず考えてから、それに向けて仕事をする。

これら3つは、いずれもセンスに深くかかわることです。
工事技術や資格などは自然とフィードバックがかかるものだから、放っておいてもいずれ取り組むことになるでしょう。ところが、センスはフィードバックがないため、ない人はずっとないままです。

「具体と抽象の往復運動」をする

センスとは、「具体と抽象の往復運動」であると心得ること

ビジネスとは、個々の局面においては、一個の商品、一人の顧客など、必ず具体的です。
しかしセンスのある人は、そのときに必ず「要するにこういうことだよな」と抽象化を行っています。
そこで得られたロジックを頭の中の引き出しに入れているんですね。
この引き出しが、人並み外れて充実しています。

その人が具体的な問題に出くわしたときには、頭の中の引き出しを開けて抽象的なロジックから解決策を引き出してくる。センスのいい人は、この「具体と抽象の往復運動」を、瞬時に、呼吸をするようにやっていますよ。

センスのある人を視る

センスは、後天的に身につけられるものです。
最も古典的に採用されてきた手法は、修行です。
日本料理の世界の修行も、その強力さゆえ、やむにやまれず定着した方法なのでしょう。
禅で言うところの、「只管打坐(しかんたざ)」もそうです。
#わからない人は調べてください

センス本来の性質は、きわめて総合的なものです。
つまりセンスというのは、その人の一挙手一投足のすべてに表れます
だから、センスのある人が身近にいれば、その人をよく視ること。これがもっとも、確度の高い鍛錬法です。

大切なのは「全部視る」ということ。
メモの取り方、商談相手への質問の仕方、会議の取り回し方、デスクの配置、ご飯の食べ方、鞄の中に何が入っているのかというところまで含めた、そのすべてにセンスが表れます。

だから一緒にいれば、なんでも学びになるんですよ。
これを方法化したのが「カバン持ち」や「書生」などといったシステムでしょう。
たとえ短い接触しかかなわなくても、こちらのアンテナが立っていれば、その人の「立ち居振る舞い」や「佇まい」から学べるものがあるはずですからね。

その場合は、その人のことが好きだとか、尊敬しているとか、あるいは面白いとか、一緒にいること自体で報われる関係が望ましいですけど笑。
そもそもそうでなければ、続けることが苦痛になるはずです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

私も、前働いていた会社にいたときは、エリアマネージャーやトップセールスをたたき出している人の行動を真似していました。
頭を下げて、自分に押してくれと懇願すると、大抵の人はまるっと全部教えてくれました。
それを実行するのは、むっちゃくそ大変でしたけど、やっぱり「成果」がでます。
自分で考えて行動する部分と、センスのある人をまるっとパクる。
これ、すごく大切だと思いますので、自分にとって「センスのある人は誰なのか」を見つけられるといいですね。
&そう思ってもらえる人になれると、いいですよね✨

おしまい。


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