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ハートフルネスになる

おはようございます。るーさんです。

何かを続けるってすごいことだな~と思いながら、ブログを書いています。
#みなさんは仕事以外で
#毎日、何か続けていることってありますか?

さて、今日は
「ハートフルネスになる」について。
#書き方を変えよう

【要点】

①ハートフルネスは、マインドフルネス(「今」に集中していること)、コンパッション(慈悲・思いやり)、責任の3つの基本的な要素から構成されている。
ハートフルネスを育てる8つの道とは、初心、ヴァルネラビリティ(開かれた弱さ)、真実性、つながり、深く聴くこと、受容、感謝、そして奉仕。
③ヴァルネラビリティとは、自分の弱さにていねいに触れ、未知、あいまいさ、不確実性、複雑性を受け入れること。
日本語の「しかたがない」は、変えられないことを受け入れることで、自分に可能な行動を見いだす積極的な態度。

〇違い

マインドフルネスとハートフルネスは、どのようにちがうのか。
マインドは思考能力であり、ハートは感情や感傷を意味します。
マインドフルネスだけでも、大きな効果が期待できます。しかし、ストレスの解消や自己実現、個人の成功を考えると、マインドフルネスを本領発揮しているとは言えません。

ハートフルネスは、自我を越えた大いなるものとのつながりによって、他者の人生をより良くすること。
そして社会を変容させることを、目指します。
その意味で、思考能力と感情の両方を含む日本語の「こころ」という言葉は、この考え方を見事に現わしていると言えます。

〇8つの道

初心

これは「すべては”今”ここにある」という意味。
「一期一会」、一瞬一瞬を大切に生きることを意味しています。
漢字でいうと、「今」という字と「心」を重ねた「念」という文字がこの境地を表していますよね。

ハートフルネスのプログラムは、この「初心」からはじめて科学的な探求を粘り強く重ねてきたもの。
それは、伝統的な智慧(ちえ:一切の現象や、現象の背後にある道理を見きわめる心作用を意味する仏教用語)と現代のテクノロジー、アートと科学を統合する最先端の試みだといえます。これによりメンタル面の管理、創造性、共感力、文化的謙遜、リーダーシップなどを育むことができるんです。

開かれた弱さ

これは、自分の弱さにていねいに触れ、未知、あいまいさ、不確実性、複雑性を受け入れる強さといえます。

知らないことを知らないと認め、目を背けていた部分を見つめて弱い自分を受け入れる
それによって尊敬する心を育てることで、智慧を深めることを目標としています。
また、実験によると無智を自覚する学生のほうが問題に対する探究心が強く、答えがわかっていると思っている者より、より早く解決に至るということが研究から明らかになっています。

私とは誰か

次の道は、「真実性」(Authenticity)です。
これは、自分が何者として生を受けたのか、真の使命を知ることといえます
それは真の自分自身を生きること、本来の力を発揮することと同じ意味です。
一人ひとりには果たすべき役割があり、それがわかれば意味深い人生を送ることができますよね

その役割を知るためには、現在の所属、地位、資格などを捨てて、「私とは誰か?」と自問したほうがいい。
しかし、この問いに向き合うのは、取り組んでいた人たちにとって非常に難しいもの。
なぜなら、自分は自分自身を「本当には知らない」という衝撃の事実に向き合わされることになるからだ。


初心、開かれた弱さ、真実性といった道は、ハートフルネスの基本要素のひとつである、「マインドフルネス」を通して自分を見つめ直すことをさらに深めるものでしたね。
それに対して、これから紹介する、つながり、深く聴く、受容、感謝といった道は、ハートフルネスのもうひとつの基本の要素、「コンパッション(慈悲・思いやり)」を実践する道といっていいでしょう。

つながり

続いて「つながり」(Connectedness)とは、具体的にどのようなものでしょうか。
そもそも開かれた弱さや真の自分を知ることは、自分自身との深いつながりを再構築するきっかけになります。
そしてそれは、自我の境界を越えて、周囲の人間やコミュニティ、神や自然といった大いなるものとつながるための出発点ともなります。つまり、自分とのつながり、他者とのつながり、そして大いなるものとのつながり。この3つのつながりのことを指します。

深く聴く

脳科学によると人の話を傾聴するとき、私たちの脳内で自然と相手と同じ状態がつくり出される。
私たちが相手の経験にぴったりと同調するとき、共感で心が満たされているんです。
そうした力は、瞑想経験を積んだ人ほど高いともいいます。
究極的には、ただここに、かたわらに居るだけで、相手にとって最高の「ギフト」になることがあるんですね~。

受容

私たちは、人生は楽しいものだと考えようとします。
幸せで、希望にあふれ、楽天的でいたい。
しかし、大切なのは幸福を手に入れようと奮闘するより、人生そのものをありのままに受け入れること。これが受容です。

日本語の「しかたがない」ほど、受容することの深さを表している言葉はないでしょう。
この言葉は、文字通りに解釈すれば、対処法(仕方)がないのだから、不平不満をいわずに退くということになります。

しかしそこには、ないものねだりをするのではなく、今あるものに感謝し、こだわりを捨てて今できることに取りかかりなさいというメッセージがあります。変えられないことを受け入れることで、逆に自分に可能な行動を見いだし、そこから変化を起こすという積極的な姿勢ですよね。この精神は、神学者ニーバーによるキリスト教の受容のメッセージにも通じています。

感謝

瞑想をしていると、一瞬一瞬がギフトと感じられる瞬間が訪れます。
#瞑想すると心が整うよ
それに気づくことができれば、物事の味わいが増し、おのずと感謝の心が育っていきますよ。

日本語の「いただきます」は、食前に感謝をもって受け取ることを表します。
そして「おかげさまで」は、自らの幸運を人のおかげと感謝する言葉。
こうした言葉は、人間が他の存在と世界を共有しているという、潜在意識に根づいた理解から来ています。
お返しをしたいという気持ちで日々感謝の心をもつのが、ハートフルな生き方の実践です。

奉仕

次にとりあげるテーマは、「奉仕」(Service)という道と、ハートフルネスの仕上げとなる責任に関わるものです。
グーグル社やスタンフォードのような有名大学、アメリカ海軍などの特権的な組織にマインドフルネスが導入されてきました。それに伴い、「はたしてマインドフルネスによって、この社会は寛大で平等な方向に向かうのだろうか」という疑いを多くの人がもち始めていました。

幸福が個人の選択の問題であり、平等、公正、真実、倫理といった社会状況とは無関係だとしたら、マインドフルネスはこの世界を根本的に変えるものとはいえない。
ハートフルネスは、コンパッションと責任によって、マインドフルネスと社会課題との間に橋を架けようとする。
階級や社会的立場、経済的格差、または貧困といった構造的な問題に立ち向かうコミュニティをつくり出そうという挑戦なんです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺
是非、試してみてくださいね✨

おしまい。

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