脱!残念な考え方②
おはようございます。るーさんです。
今日は朝から鼻が詰まっていて、鼻声に久しぶりになっています。
#鼻声って不便だよね
さて、今日は昨日の続き📝
【要約】
① 言葉の解釈の幅を減らし、誰もが同じ意味でとらえられるようにしなければならない。
②選択肢の重要性や実現可能性をすぐに評価せず、抜け漏れなく拾い上げていくべき。
〇「深く考えていない」とはどういうことか
ロジカルに伝える3つのポイント
ロジカルに伝えるうえで大事なのは、言葉の解釈の幅がなく、誰もが同じ意味でとらえられること。
「とても」「かなり」といった表現、流行のカタカナ語などが含まれた文章は、言葉が抽象的になり、正確に伝わらない恐れがあります。
というか、曖昧ですよね。あと「しっかり」「ちゃんと」も曖昧です。
人によって、価値観が違いますから。
抽象的な言葉を脱して、深くロジカルに考えるためには、「数字を使う」「カタカナ語に頼りすぎない」「中学生でもわかる言葉を使う」の、3つのポイントを意識しましょう。
仕事の指針を立てるときも、同じ。
「頑張る」「誠意を込める」「気をつける」といった指針は、行動ではなく意識の問題にすぎない。
実際に行動に移すために必要なのは、「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」の5W1Hです。
正しい原因を突き止め、意識ではなく具体的な行動として規定しないと、問題への対策にならないし、スタッフ間で共有することもできない。
無意識の常識に気づく
「反対意見がない」からといって、それが「良い意見」とは限らない。
「過去にそうだった」「みんながそう言っているから」といった意見すべてが、かならずしもロジカルに導かれた結論というわけではありません。
重要なのは、一般論や多数派の意見についても「本当にそうか?」と考え、本当に効果があるかどうかを判断すること。とりわけ「安くすれば売れる」「景品をつけ、限定品にすれば売れる」というように、誰からも反対意見が出ない「良いこと」については、一歩引いて冷静に考えることが重要です。
事実と意見を切り分けるのは難しい
ロジカルに深く考えるためには、現実=事実と願望=意見を分けることが欠かせない。
人は客観的に考えたつもりでも、「そうであってほしい」という願望が、いつの間にか「そうなるはずだ」という確信にすり替わってしまいがち。
まぁ、そうですよね。
そのほうが、ハッピーですから。
現実と願望、事実と意見を分けて考えるには、「空・雨・傘」のフレームワークを使うといいですよ。
これは、空に雲が出てきたという「事実」、雨が降るだろうという「解釈」、だから傘を持っていこうという「行動」に分解し、それぞれの妥当性を検証するというもの。
たとえば、お客さんが少ないという「事実」に直面している飲食店が、対策としてチラシを配るという「行動」をするのは妥当でしょうか。
この行動には、事実の「解釈」が抜けている。
もしお客さんが少ない本当の理由が料理の味にあるとしたら、チラシを配っても抜本的な対策にはならないでしょう。
〇「広く考えていない」と言われたら
引くドアを一生懸命押していないか
目の前にあるドアを押しても開かなかったら、「引けば開くのではないか」「スライド式ではないのか」と考えますよね。
選択や決定をする際も、同じ。
抜け漏れや重複があり、広く考えていなければ、ロジカルな思考とはいえない。
思考の抜け漏れを防ぐのに便利なツールが、「ロジックツリー」です。
もし海外旅行の行き先を考えたいのなら、まず「アジア、ヨーロッパ、アフリカ……」と分類し、アジアならさらに「東アジア、東南アジア、南アジア……」と細分化していく。
ただ、情報の区分や範囲が明確に決まっていない場合、ロジックツリーをつくるのは少し難しいです。
たとえば「オリンピックで日本のメダル獲得数を増やすには」という問いがあったとき、「優秀なコーチを招く」「海外遠征を増やす」といった強化策だけが選択肢ではありませんよね。
「ひとつの競技で階級を増やす」ことでメダルの総数を増やす方法や、「ルールを日本に有利にする」という選択肢もありますからね。
いずれにせよロジックツリーをつくるうえで大切なのは、選択肢の重要性や実現可能性をすぐに評価せず、抜け漏れなく拾い上げていくことです。
数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う
数字には解釈の余地がないため、ロジカルな表現には不可欠です。
しかし「数字は嘘をつかない。しかし嘘つきは数字を使う」という言葉のとおり、自分に都合のいい数字だけを切り取って見せることで、「これがすべてであり、真実だ」と思わせることもできます。
だからこそ、一部のデータを全体にあてはめ、選択肢をひとつに絞ることがないように注意したい。
また、「これも必要、あれも必要」とばかりに、全員の意見の合計や平均を取ろうとしても大きな効果はなかなか得られない。ロジカルな思考をするうえでは、何かを「選ぶ」ことと同時に、「選ばない」ことも重要になります。
健全な「なぜ?」を積み重ね、思考を止めない
あることが流行したとき、「影で仕掛け人がいたからだ」ともっともらしい根拠づけをすることは言うの簡単です。しかし、このような仮説設定はロジカルとはいえません。
なぜならそこで思考が止まってしまい、それ以上調べようがないから。
「なぜ?」に答えられない仮説は、掘り下げを放棄したも同然です。
対策や企画を議論するときに大切なのは、「なぜ?」を発することで議論を活性化させること。
「なぜ?」を使わないでいると、どんどん思考はブラックボックスに入っていき、「よくわからないけどそうなんだろう、まあいいや」で終わらせてしまう習慣が身に付いてしまう。
もちろん、「なぜ?」と問いかけるのは難しい。
「なぜ?」という言葉には、非難や否定、注意の意図を含んでいる場合が多いから。
しかしだからといって、「なぜ?」を遠慮することは、とてももったいない。
ロジカル思考を止めないためにも、「なぜ?」を健全に使っていきましょう。
今日は、プライベートでも仕事でも大切なお話です。
物事には、事実もあれば事実ではない情報が飛び交う時代です。
何を信じて何を自分の情報として取り入れるのかは、自分自身で判断していくほかありません。
ぜひ、この「WHY」思考を無意識レベルにもっていくと良さそうですね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺
おしまい。
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