1. HOME
  2. ブログ
  3. 日々
  4. アンガーマネジメントに取り組む

BLOG

ブログ

日々

アンガーマネジメントに取り組む

おはようございます。

「何を楽しみに生きているんですか?」と最近人に聞かれたので、
「人の成長や子どもたちの教育を確立することが楽しいです」って言ったら
心底驚いた顔で「それ、楽しいことなんですね・・」って言われたるーさんです。
#まぁ楽しいことって人それぞれですよね

さて、今日は「怒りをマネジメントするとチーム力が上がるよね」っていうお話。
#大切なことなので
#今日はモリモリな内容でお届けします

【要約】

チームの生産性向上には、自分らしく働ける「心理的安全性」が欠かせない。その実現には、怒りとうまく付き合うための「アンガーマネジメント」に全チームで取り組むのが有効。

怒りとは、外的要因に起因するものではなく、自分の中から生まれ出る感情。

③コアビリーフ(信念)と現実との間にギャップが生じると怒りが生まれる。怒りの裏側には不安や心配、困惑などの第一次感情が隠れている。

④怒りとうまく付き合っていくための心理トレーニングには、衝動的行動を回避するための対処法と長期的な体質改善の2つのアプローチがある。

◯チームのパフォーマンスと心理的安全性

いつも、なんとなく社員がイライラしている。
上司は人前で部下を怒鳴りつけ、みんながビクビク仕事をしている。こうした職場はまさに「不機嫌な職場」です。

Google社が2012年から4年かけて取り組んだ大規模な労働改革のすえにたどり着いた、有名な成果報告がある。
「生産性を上げ、チームとして成功するためには、心理的安全性が欠かせない」ことを突き止めたもの。

心理的安全性とは、一人ひとりが安心して、自分らしく働けること。
すなわち「自己認識・自己開示・自己表現ができること」、安心してなんでも言い合える職場ということです。
人の顔色ばかり窺ってしまうような職場では、その実現は難しいでしょう。

だからこそ、怒りとうまく付き合うための「アンガーマネジメント」に全チームで取り組む必要性がある
とくに気をつけたいのが、上司の在り方。
上に立つ者が自分の怒りをマネジメントできないと、怒りはどんどん下へと伝播していく。
それでは「不機嫌な職場」は改善しない。

◯怒りの正体

「あの人のせいでイライラする」、「取引先が何かとわたしに要求してくるのでムカムカする」など、多くの人は外的要因に怒りの源があると思っています。

怒りは自分の中から生まれ出る感情だからこそ、コントロールできる。
これをわかっていないと、アンガーマネジメントはできない。
なぜなら外的要因のせいにすることは、「わたしの感情は誰かにコントロールされます」と宣言していることに等しいですからね。

怒りには、高いところから低いところへと流れる性質があります。
上の立場に跳ね返すより、自分より力関係の弱い下の立場へと矛先を変えてぶつけてしまうから。
家庭や学校でも同様です。
もし上司より部下のほうが知識や情報を持っていれば、上司が逆にパワーハラスメントを受けることだってあります。
#子どもが家族に八つ当たりするのも、まさにこれ

怒りは、身近な相手に対して強くなる傾向があります。
「長く一緒にいるんだから、このくらいのことは言わなくてもわかるはずだ」
「少しくらい感情的になっても許されるだろう」と、甘えが生じやすいから。
期待が高くなるほどに怒りは強くなるので、知らず知らずのうちに大切な人を傷つけてしまう可能性もあります。

また、怒りは「矛先を固定できない」と言われています。
たとえるなら、Aさんに感じた怒りをAさんとは関係ないところでぶつけるということ。
いわゆる八つ当たりですね〜。
#特に思春期は多いですよね
#職場でもありますよね
家族や、接客業の人にぶつけるなど、その矛先は人によって異なります。
無自覚に、無関係な人に八つ当たりしていないか振り返ってみましょう。

怒りの矛先は他人だけでなく、自分に向いてしまうこともある。
#るーさんはこれ
#これが強くなると、信頼している人にぶつけていたなぁ〜
#ぬーん
結果が出せなかったときなどに、「なんでわたしはいつもこうなんだろう」と自分に対してイライラするタイプ。
いき過ぎると、自傷行為に発展することもある。やけ酒やタバコ、やけ食い、買い物依存症も自傷行為の一種ですね。

◯怒りの構造

怒りが生まれる原因

怒りは、自分の「コアビリーフ」と現実との間にギャップが生じたときに表れます。
コアビリーフとは、いわば「自分にとって譲れない価値観、信条、信じているもの」のこと
「こういうときはこうするべきだ」「こうあるべきだ」といった言葉に、置き換えるとわかりやすいでしょう。
&「〜した方がいい」「〜べき」とよく口にする人は、信念が強い人でしょう。

価値観や常識と同様に、コアビリーフもまた人それぞれ異なります
そこに、正解や不正解はない。
「程度」の度合いも、人によって違う。
たとえば、「相手の立場に立って考え、行動するべきだ」という言い方では、「相手の立場に立って考えた行動」について個々人がイメージする程度が異なり、解釈のズレからトラブルを招きかねない。
自分にとっての「相手の立場を考えた行動」と、相手にとっての「相手の立場を考えた行動」は、異なるから。
つまり、認識のズレですね。

そして、時代や環境が変わればコアビリーフも変わる。
メモする動作ひとつとっても、紙とペンで記録をとるのではなく、スマートフォンで写真を撮ることが「メモをとる」ことだと認識している人もいる。

怒りを感じる人と感じない人の違い

わたしたちは何か出来事を体験するたびに、自分のコアビリーフによって意味づけを行っています。

職場で、後輩に声をかけた場面をイメージしてほしい。
その後輩は、パソコン作業をしながら目も合わさずに小さな声で挨拶を返した。さて、あなたはどんなふうに感じるだろうか。
「先輩の挨拶には作業の手を止めて、目を見て、大きな声で挨拶を返すべきだ」というコアビリーフの持ち主なら、後輩の態度は失礼極まりないと怒り心頭になるだろう。
一方、「忙しければ朝からメールのチェックもするだろう。反応してくれただけでよし」と思う人なら怒りは生じない。
#さぁ、あなたはどっち派?

自分のコアビリーフとうまく付き合えるようになることは、アンガーマネジメントの要と言えますよね。
し、後輩にとっても先輩が何を大切にしているのかを理解することも大切になりますよね。

怒りは氷山の一角

コアビリーフが破られたとき、表に現れるのは怒りの感情だが、実はその裏には不安や心配、困惑などのネガティブな感情が隠れています。これらを第一次感情、表に現れる怒りを第二次感情というんですね。

たとえば、部下が何度も同じミスを繰り返し、「何度言ったらわかるんだ!」と上司が怒っているとしよう。
その怒りの裏には、どんな第一次感情が隠れているでしょうか。
第一次感情は、人によって異なります。
同じミスを繰り返す部下に困惑する人もいれば、誠意をもって教えた努力が無駄になったようで悲しさを感じる人もいるでしょう。

怒りの態度が生まれたときには、こうした気持ちを素直に言葉にするのがいいんです。
「同じミスを繰り返されてしまうと、さすがにわたしも今後どう指導していいか、いまとても困っているんだよ」と言われれば、部下も上司の思いを受けとめやすくなるでしょう。

◯アンガーマネジメントの実践方法


怒りとうまく付き合っていくための心理トレーニングには、対処法と体質改善という2つのアプローチがあります。

対処法は、怒りにまかせた衝動的な行動を回避するためのテクニック。
イラッとした瞬間に、試してほしい。
体質改善は、怒りにくくするための長期的で継続的な取り組みです。まず対処法について見てみよう。

対処法

怒りを感じたときに思い出してほしいのが、怒りを感じてから理性が働くまで約6秒かかるということ。
対処法によって、この6秒間をやり過ごすことさえできれば、怒りからくる衝動的な行動を防ぐことができます。
いくつか紹介しますね。

怒りを数値化する「スケールテクニック」では、怒りを感じたとき、その怒りが0〜10の値のうち何点かを頭の中で考える。脳が点数をつけることに意識を向けている間は、怒りにまかせた行動はとれない。
何カ月か続けるうちに、自分の怒りの傾向も見えてきます。

怒りがわいたときに、心が落ちつく言葉やフレーズを頭の中に思い浮かべる方法は「コーピングマントラ」という
「なんとかなるさ」と自分に言い聞かせてもいいし、かわいがっているペットのことを思い浮かべるのでもいい。

深呼吸するのも、とても効果的
副交感神経が優位になり、心が安定してくる。
目安は、1分間に4〜6回。4秒かけて鼻から吸って、8秒かけて静かに口から吐くのがよい。

人によって適した方法があるので、「これが一番取り組みやすい」という方法を自分で試して習慣化しよう。
#これを2ヶ月前からやるようになってから
#無茶苦茶、怒ることが減った
#るーさんはスケールテクニックと深呼吸がよく合う

体質改善

次に、体質改善のトレーニングとして優先的に取り組んでほしい「アンガーログ」を紹介します。
#もうひと頑張り

怒りを感じたときに、その場で、日時や場所、出来事の内容、そのときに思ったこと、その怒りが何点かを記録する。
大事なのは、書いているときに分析しないことです。
怒りを感じているときに分析してしまうと、それにとらわれて悶々とします。
ただ単に書き留めておくだけ、という気持ちで記録しよう。

書くことは、自分の怒りを客観視することにつながる。
そのうち、自分の怒りのパターンが見えてきます。
職場や家庭での怒りもあれば、通勤電車で毎日イライラしていることに気づく人もいる。
継続していくと、新たな怒りを感じた瞬間に「またこのパターンだ」と自分を内省することができるようになりますよ。

ただし、アンガーログは怒りを吐き出すためのものではないことを肝に銘じておこう
冷静に記録する。とにかくまずやってみよう。
#つまり冷静に記録できない人は、対処法の方がオススメ

◯怒りに巻き込まれた時

怒りに巻き込まれたとき、相手の感情をコントロールしようなどと思ったら火に油を注ぐのでやめましょう。
他人の感情は、人がどうこうできるものではない。
相手のネガティブな感情に飲まれず、穏やかな気持ちを維持することに努めましょう。
#いわゆる「大人の対応」ってやつです
#これができる人が、「大人」と言われます

ときには相手の怒りをまともに受けとめず、スルーすることも必要です。
電車やホームでぶつかった人からすれ違いざまに文句を言われたことを根に持ち、一日中イライラとして過ごしてしまう人もいる。これはまったくもって時間の無駄です。
仕事でも同じ。確実に叱りではなく怒りをしてきている人に付き合っていては、時間がもったいないです。

このスルー力を鍛えるときにも、6秒間の対処法が役立ちます。
まずは怒りをやり過ごし、自分にとって重要ではないと割り切るとラクになりますよ。

異文化コミュニケーションだと割り切るのも、効果的です。
ある男性経営者は、面倒な人を異国の人だと思うようにしているという。
#ちょっと、これわかるな〜
同じ日本人同士でも、文化や言葉の使い方、ものの考え方や感じ方が違うこともありますよね。
「文化が違う」と思えば、受けとめる方もラクになりますから。

◯相手に伝わりやすい叱り方のポイント

パワハラという言葉が世の中に浸透して以降、叱ること自体がよくないと考える人も増えています。
しかし、叱ること自体が悪いのではなく、叱り方が重要なんです。
#子育てと同じ

わたしたちは誰かを叱るとき、相手の成長や意識、行動の改善を願っているはずです。
それならば、「次からこうしてほしい」というリクエストが相手に伝わらなければ意味がない。
それができる人が少ないように感じます。

よい叱り方とは、相手を責めることなく、相手自身が次からどうすればいいかを理解でき、自発的行動を起こせるような伝え方をすること。

たとえば、「ちゃんと」、「しっかり」、「早めに」などの抽象的な表現は行き違いを生む可能性があるので、注意が必要dです。
なぜやるのかを説明すると、なおいいでしょう。行動の意味を理解できれば、動きやすくなるはずです。

そして、相手を信じる気持ちも大切にしましょう。
過去に囚われず「今」という時間軸を見た上で、常に相手を信じる。
「この人は何を言っても改善しない」と相手を信じない気持ちは、話し方や態度から相手に伝わってしまうものです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺️
今日はプライベートでも役に立つことなので、細かく伝えました。

おしまい。

  • コメント ( 1 )

  • トラックバックは利用できません。

関連記事